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円満工房の木村です。

DIYで身の回りの物を作るとか修理するとか調整するなんて、そんな機会がなかった。
そういう人はたくさんいます。

 

でも、ほんとにそんな機会がなかっただけで、少しだけやり方や扱い方がわかれば
「それくらいなら自分でもできそうだ」と思えることはたくさんあるものです。

 

先日は、お手伝いにいったお宅でその日の要件とは関係ありませんでしたが、ある収納の扉がやけにずれていたので、お断りしてから拝見すると丁番金具を覆いかぶせるようにガムテープが貼ってありました。

ガムテ丁番
「これいつからこの状態ですか?」

「もう2,3年前から。。」
実は固定しているねじが緩んで外れてしまっていたのですが、どのねじだかよくわからないのでガムテープで固定して、なるべくそーっと開閉するようにしていたということでした。
60代ご夫婦のお二人暮らしです。

 

リタイアしてもうすぐ5年というご主人は、
今までは家のことは奥様にお任せでほとんど関心がなかったそうですが、
最近少しだけ手をかけるようになったということで、スライド丁番の調整法をご説明しました。

もしまた迷った時のためにと、ラフなスケッチもお渡しすると、
納得していただいたようで、あとで家じゅうの丁番をチェックしてみる
と嬉しそうにおっしゃっていました。

スライド丁番のメモ

お渡しした調整メモ

 

どんな体験もタイミングやきっかけというのがあり、
そしてその時に必ずうまくいくということはありませんね。

DIYの作業中それなりうまく進んでいると思っていても、
完成してみたら初めの予定と違って完成度はイマイチなこともよくあります。

でも、そのプロセスでワクワクしている瞬間があったりうまくいきそうなアイデアが閃いたり、
失敗した原因に気づいたりというプロセスがとても楽しく大切だと思うのです。

 

DIYが好きな大人の人はこのプロセスを楽しめるからいろいろなことをDIYしていくのだと思います。

 

そして、大人が楽しめるんだから、当然子供だって楽しいわけで、
大人にとってのDIYは日常にあるちょっとした非日常だったりしますが、
子供にしたら大人以上に強烈な非日常です。
それが、日ごろ一緒にいる時間の少ないお父さんとだったりしたら尚更ですね。

 

ある子供たちのお父さんやお母さんが自分たちの住まいのために何かをしているといった状況で、
「危ないから・邪魔になるから・勉強があるから」などの理由から
その場にかかわることなく遠ざけられて、
気づけばいつも身の回りが整っている環境に育つ子供と、

そんな機会に子供を立ち合わせる機会を持とうとする親のもとで
汚いものや危ないもの、今まで見たことない状況もその場で親と一緒に
体験する環境で育つ子供とでは、
数年後の自立度合いは大きく変わると思います。
後者であれば、家族とのつながりや、一緒に何かをしたことの達成感も感じることができるので
自己重要感も育つと思います。

 

これは何も親のDIYや家事スキルのレベルの問題ではなく、
一緒に関わった時間の量の差だけだと思います。
ついつい、大人はその場の効率を考えがちですが、
親がどれだけそんな時間を作れるかが勝負かもしれません。

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ここで、なんてことはないけど子供でもできて、
子供が満足できるDIYのときのサポート作業を挙げてみます。

・質問をしたりさせたりしながらただ見せる
・ちょっと部材や道具を押さえる、支える
・ねじを締める
・部品や製品が入っている袋を開ける
・空いた袋をまとめる
・道具や部品を床や台から取って渡す
・道具や部品を受け取って床や台に置く
・ごみを集める
・ごみを袋に入れる
・木材を切るの途中一部の作業
・ペンキなどを塗るの途中一部の作業
・準備や後片付け

未就学児から小学低学年くらいまでの想定ではありますが、ご参考までに。

 

もう一度整理すると

機会(きっかけ)』と『プロセス』が大事かなと。

DIYでも家事でも同じで、子供となら特に完成度よりプロセス重視。
日常のなかでいかに非日常をつくれるか。
家庭にいながらにして、工夫次第で親も子もいろいろなことが体験できるものですね。

 

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